注意！安価なプロポリス

プロポリスは１つの巣箱から年間150g～200gしか採取できず、人工的に合成は不可能な貴重品であるため、高品質なものほど高価になります。
しかし、プロポリスで最も人気が高く質が良いとされるブラジル産も全てが高品質とは限りません。
ブラジル産でもプロポリスは数段階のランクに分けて販売されており、最低ランクのものになると採取時、最後に残った削りカス等を集めた粗悪なもので、有効成分がほとんどなくなってしまっている実態があります。
また、最上級ランクのプロポリスは安いランクのものに比べて価格が３倍以上も異なります。

現在世間に広まっているプロポリス製品の中には、効果が期待できるか疑問なほど安いものもあり、プロポリスエキスが少量含まれている加工食品として考えたほうがよいでしょう。
安価なものはランクの低いプロポリスを使用するか、それなりのランクのプロポリスを薄めたものを使用しなければ製造できないような価格設定となっております。
健康食品としての純粋なプロポリスの効能を得るためには決しておすすめできません。

現在プロポリスの生産国はブラジルを除くと、日本、中国、オーストラリア、ヨーロッパ、北米などがあり、効果はブラジル産よりも劣るといわれている分、価格もブラジルより安いのが通常です。
そして安価な製品は各産地のものをミックスして使っている場合もあります。
過去には中国産プロポリスで人工物を混ぜたものを天然のプロポリスとして偽装していた事例もあります。
これでは、プロポリスの栄養効果は少ないです。

健康や美容改善目的でプロポリスを摂取するつもりが、粗悪なプロポリス製品で逆に健康を害することがないように注意したいものです。
原産地と品質のランクの確認やアルコール抽出されたものを選ぶ、輸入時に食品分析や抗生物質試験がきちんと実施されているかどうかを確認する必要があります。
ブラジル産であればブラジル連邦政府・農務省品質保証（ＳＩＦ）のマークがついているかもポイントになりますのでよく吟味してプロポリス製品を選択してください。
世界にあるプロポリスを徹底比較してみましょう。