プロポリスの採取方法を知ろう

最高級とも言われるブラジル産プロポリスは深いアマゾンの熱帯雨林の中で人の手で採取されています。
ブラジルに生息するミツバチは、アフリカミツバチとセイヨウミツバチの混血であるアフリカ蜂化ミツバチと呼ばれる種類です。
セイヨウミツバチと比較すると行動範囲が２倍と広く、繁殖力も旺盛で、植物樹脂を多く集める性質を持っています。

アフリカミツバチは人や家畜を襲う殺人蜂といわれ養蜂に向かなかったほど凶暴な蜂でした。
それをルーツに持つアフリカ蜂化ミツバチですから、やはり獰猛なためプロポリス採取の際には必ず防具をつけて作業に取り組みます。
プロポリス採取のためにはまず巣箱の中のミツバチをおとなしくさせることから始めます。

そのために巣箱を特殊な容器の中に木の葉を入れたもので燻し、煙が巣箱の中に入ってくるとミツバチ達はおとなしく、静かになります。
相手は殺人蜂といわれるほど凶暴なミツバチですから用心して作業にあたります。
ミツバチが大人しくなったことを確認できたら、巣からプロポリスを削り取り採取します。

採取直後のプロポリスは濃い緑色をしており、ランク別に選別されます。
ランク分け後にプロポリス職人達が形、色、香り、アレクリンの含有量等を鑑定し買い付けます。
これが各プロポリス製品のベースとなるプロポリス原塊といわれるものになります。

ブラジル産でも特に効果高いといわれているミナス・ジェライス州産のユーカリ・アレクリン由来のグリーンプロポリスです。
ですが、品質のランクは最底辺のものは有効成分がほとんど含まれておらず、削りカスを集めたような状態で乾燥しており、効果が期待できません。
一方最高品質のものは湿気がありやわらかいのです。

プロポリス製品となるためにはプロポリス原塊をアルコール抽出し、有効成分をしっかりエキス化して完成します。
なお、抽出方法にアルコール抽出を選んでいる製品がおすすめできます。
他にも水抽出、グリセリン抽出がありますが主流ではなく、研究等で使われているものはすべてアルコール抽出のものが選ばれています。
プロポリスといっても原産国、産地エリアから品質、抽出方法まで多種にわたるため、最終的なプロポリス製品が優れたものかどうか判断するにはさまざまな角度から吟味する必要があります。
プロポリスは栄養豊富で私たちに嬉しい効果をもたらしてくれる物質ですが、心配なのが副作用についてですよね。
果たしてプロポリスには副作用があるのでしょうか？